技術情報Technical Information

泥濃式推進 エスエスモール工法

長距離・急曲線を低推力で
あらゆる施工に対応できます。

SSモール工法

切羽に圧送された地下水圧以上の圧力(地下水圧+0.02MPa)をもつ高濃度泥水は、地山側に浸透流を生じつつ、 この浸透流により高濃度泥水が地山に目詰作用を発生させ、掘削面すべての方向の土粒子に完全密着するマッドフィルムが形成される。
このマッドフィルムが、泥水圧を受け地下水を封ずるとともに、土粒子を固定し、ゆるみ土圧を発生させない。
地山側は常に受圧状態におかれ、掘削面すべての面で高安定が得られる。

エスエスモール工法の特徴

  • 特徴1テールボイド内に高濃度泥水を充満加圧させることで管外周面抵抗値を低下させ、長距離推進を実現する。
  • 特徴2高濃度泥水による圧力バランスが良好なため、地盤に与える影響が他工法に比べ極めて低い。軟弱地盤から玉石層まで広範囲の土質に対応可能。
  • 特徴3排出方法は、切羽から機内までは圧力差圧と高濃度泥水の流動性を利用、機内から坑外までは真空吸引装置により流体輸送する。
  • 特徴4標準機は、玉石を丸ごと取り込み、呼び径の1/3まで対応出来る。巨礫対応型は、呼び径の100%まで対応可能。
  • 特徴515R程度の超急曲線推進が可能。
  • 特徴61スパン元押しのみで、500m程度の長距離推進が可能。
  • 特徴7推進設備がコンパクトなので、狭い仮設ヤードでの施工が可能。
  • 特徴8発進、到達以外で補助工法を必要としない。
  • 特徴9掘進から固化処理までをシステム化。
  • 特徴10経済効率が高い。
  • 特徴11分割回収型エスエスモールにより、小立坑施工が可能。

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