技術情報Technical Information

地中障害物対応型泥濃式推進工法 ミリングモール工法

障害物が出ても安心
4つの特殊機能を搭載した
究極の推進工法!

4 Special Function

Function01

探査

探査

推進掘削する前方の金属障害物を
推進しながら探査!

掘削推進中に障害物が存在した場合、掘進機から約2メートル先の障害物を捕らえ検知します。 掘進機に取り付けた発信コイルから電磁波が放出され地中にある金属障害物に磁気(1次磁場)を浴びせます。
その磁気を帯びた金属障害物は誘導電流を発し、磁気(2次磁場)を放出します。この磁気(2次磁場)を掘進機に取り付けた受信コイルで検出し、金属障害物の有無を判断します。

探査

Function02

改良

改良

障害物の前後を
掘進機内部から地盤改良!

障害物の切削には時間を要します。従ってその掘削周囲の地盤がゆるみ、周辺の地下埋蔵物や地表面の沈下や隆起といった影響を及ぼすため、地盤改良を施します。 ミリングモールでは地上からの地盤改良が不可能な場合に備え、掘進機内から施工できるようになっています。

探査

Function03

切削

切削

金属障害物を粉々に切削排出!

ミリングモール工法は掘進機、特殊伸縮管、特殊注入管の3つの装置から構成されます。掘進機には障害物を切削するための専用特殊ビットを装備し、障害物探査用の発信コイル、受信コイルを内蔵しています。また、カッタービットは機内交換にも対応しています。 特殊伸縮管には障害物を切削時に使用し、超低速で掘進機を障害物に押し当て切削を行います。特殊注入管には掘進機前面や障害物背面等の地盤改良を行う設備が搭載されます。

探査

Function04

誘導

改良

掘進機を立坑所定位置へ誘導!

到達立坑内所定位置に受信コイルを設置し、掘進機をその位置へ誘導するシステムです。到達手前約40mから計測し、リアルタイムに掘進機の方位角度を計算表示します。

誘導

FAQ ミリングモール工法に関する
よくあるご質問

  • 障害物撤去推進とありますが、どのようにして撤去するのですか?
    また、どんなものでも撤去可能ですか?
  • 掘進機前方に特殊ビットを配列し、特殊伸縮管を用いて超低速で切削します。
    “削る”というイメージです。
    もちろん削る訳ですから標的の障害物が動かないように反力が必要ですから、地盤改良が必要です。鋼矢板はもちろん、H型鋼やコンクリート構造物にも対応できます。
  • よく聞く話なのですが、掘進機のカッタースポークが障害物等に咬み込み推進不能に陥ることを聞きますが、そのようなことにはミリングモール工法ではならないのですか?
  • 推進不能になりません。
    なぜなら、ミリングモール工法の特徴でもある前方障害物探査システムがあります。
    今までの推進ならば予期せぬ障害物を予測することは不可能でした。ですが、 このミリングモール工法では障害物(鋼製品含有物)を2.0m前付近から電磁波を用いて確認できるため対処ができるのです。
    また、特殊伸縮装置を装備している為掘進機を少しだけ”後退”ということも可能です。
  • 切削した障害物の処分はどうするのですか?
  • 切削した障害物は鉄粉状となりますので、通常どうりの泥濃式推進工と同じで真空輸送にて地上まで搬送します。 その後も、従来どうりの産業廃棄物処理を行います。
  • 分類は泥濃式推進工ですか?また、適応管径は?
  • 分類は泥濃式推進工です。
    適応管径は、φ800㎜~φ3000㎜です。 掘進機内部から行う機内注入は、φ1000㎜以上からの対応となります。地上からの地盤改良ができない場合は機内注入が必要となる為φ1000㎜以上の管径が必要となります。
  • 地中の障害物が直角に残置しているとは限らないと思いますが?
  • 確かに地中障害物がどのように残置しているか分かりませんが、このミリングモール工法では超低速にて切削していく為、障害物に対して”滑る”という現象は起きません。

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